An anonymous letter from a Uyghur in China
June 1, 2022 SupChina(アメリカ)

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 以下は中国語の原文より。一部省略
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新疆ウイグル人権の実情

第四段:私の話

  私は新疆ウイグル自治区ウルムチ市で生まれた。両親には二人の子供(私と妹)がいる。私は雨の降る夜に生まれた。私は自分の名前を明かす勇気がない。なぜなら、酷い目に遭うのは私だけではないからだ。まもなく退職する両親も刑務所に入れられ、妹も永遠に苦境から抜け出せないだろう。

  祖父母から始まり、彼らが皆共産党員であることを私は幼い頃から知っていた。私は小さい時から役所に出入りして、多くの役所の人たちに触れて育った。あのころは穏やかで楽しかった。

  小さい時から両親は私を中国語学校に入れてくれた。中国語こそ、中国の根本だからだ。私たちも拒否したことはない。私は小さい時から旗手になることを渇望していたが、念願かなって小学校3年生の時に旗手になった。赤い旗が翻るのを見て、私は本当に誇らしく思い、この土地を深く愛する気持ちでいっぱいになった。

 私は国が分断されることも、家族が迫害されることも考えていなかった。そのすべてが2009年から崩れ始めた。家族はこれまで違法行為をしたことはないが、長年の共産党員である私の伯父は突然、30年の刑を言い渡され、上訴することを許されず(上訴すれば祖母も拘禁されるだろう)、現在3年になる。祖母の弟(党員ではない)も宗教上の理由で投獄された。

  私の両親は毎日休むことなく働いているが、よく仕事の上で非難されたり、気をつけないと強制収容所に連れて行かれると威圧されたりする。両親は連日連夜働き、父は過労で片目がほとんど見えないが、仕事を休むことも、会社を辞めることも許されない。母も僻地勤務に駆り出され、私たちが一緒に過ごした時間は24時間もない。

  新疆のコミュニティでは四六時中、日常的に嫌がらせを受ける。これらのことは知られるべきであり、誰かが声をあげるべきである。しかし、これらの情報を開示すると、中国の外交官が壇上に上がって、これらの情報はすべて偽りであると明言し、検証のしようがない。

  確かに、政府の仕事は完璧で情報は完全に封鎖された。しかし、時代は前進していることを忘れてはならない。50年後にはどうなるか、あるいは10年後の時代に何が起こるかは誰にもわからないが、事実は事実だ。

  メディアがこれらのことを報道し、1000万人のウイグル人同胞を救ってくれることを願っている。彼らは武器を持っていない。使用する刃物などもQRコードに入力されており、譲渡することはできない。

  世界の国々、特にイスラムの国々は目を覚ましてほしい。利益がアッラーの上にあることは決してない。アッラーを愛する仲間を金のために地獄に捨ててはならない。また、西側諸国の一貫した声に感謝する。私たちは米国、フランス、トルコ、ドイツ、あなたがたを必要としている。私たちのことを忘れないでほしい。

  民主主義万歳!自由万歳!私たちは中国で、新疆で、真の自由と民主主義の到来を待っている。 中国が最後の瞬間に目を覚ますことを願う。中国が強大なのは間違いない!自分を倒せるのは自分だけだ!同胞を愛してください!


中国のウイグル人からの匿名の手紙①
中国のウイグル人からの匿名の手紙②
中国のウイグル人からの匿名の手紙③